一口に「賃貸物件」と言っても、その構造にはいろいろな種類があります。
構造によって特徴も変わりますから、賃貸物件を選ぶ際のポイントのひとつとして押さえておきましょう。
今回は賃貸物件への入居や転居を検討している方に向けて、木造の耐震性や防音性、耐用年数などについてご説明します。
賃貸物件の構造を理解しよう!①木造の耐震性は安心?
木造は、鉄筋コンクリート造に比べると構造上の不安を感じるかもしれません。
けれども、木造にもメリットはあります。
たとえば、他の構造に比べて比較的家賃が安いこと。
建築にかかるコストが安い分、家賃も安く設定されていることが多いようです。
では、生活するうえでの心配はないのでしょうか。
まず、いつ起こるかわからない地震に対する耐震性は気になる点でしょう。
判断基準のひとつは、昭和56年6月に施行された新耐震基準を満たしているかどうか。
また、それ以前に建てられた物件でも、工事によって基準を満たす耐震補強がされている可能性もあります。
基準を満たしている物件は、安心度も高くなりますから、その点をきちんとチェックしてみるとよいでしょう。
賃貸物件の構造を理解しよう!②木造の防音性は大丈夫?
木造でもうひとつ気になることは、防音性です。
たしかに、鉄筋コンクリート造よりは防音性が低いかもしれません。
けれども、木造でも防音性の高い造りになっている物件はあります。
ですから「木造だから」との理由で防音性が低いと決めつけず、内見して自分の耳で確かめてみましょう。
また、隣の部屋の生活音は、間取りによって軽減できることもあります。
お互いの居室が隣接していると、生活音が聞こえやすいものです。
居室の間にクローゼットがあると、音の伝わり方も変わりますから、気になる方はそのような点にも注目してみるとよいでしょう。
賃貸物件の構造を理解しよう!③木造の耐用年数はどれくらい?
「耐用年数」という言葉を聞いたことはありますか?
一般的には「法定耐用年数」のことを言い、木造は22年とされています。
ただ、「22年以上経った物件には住めない」との意味ではありません。
これは、主に建物の減価償却に使われる年数なのです。
他にも「物理的耐用年数」や「経済的耐用年数」などがあり、この中では物理的耐用年数が建物の寿命に近いでしょう。
ただし、どれも「その年数になったら住めない」との認識は違うことを覚えておきましょう。
建物の寿命には、メンテナンスが大きく影響します。
つまり、適切なメンテナンスをしていれば、これらの年数を超えても住める可能性が十分にあるのです。
ですから構造や耐用年数だけではなく、メンテナンスの状況についてもしっかりとチェックして物件を選ぶように心がけましょう。
まとめ
賃貸物件のお部屋探しでは、構造による違いを把握していると役立ちます。
木造でも、耐震性や防音性に問題のない物件はたくさんあります。
家賃がリーズナブルなメリットもありますから、ぜひ木造も視野に入れて探してみてくださいね。
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