アパートやマンションを借りるときに、重要事項についての説明が不動産会社からありますが、専門用語が多すぎて意味がわかりづらいものです。
つい聞き流してしまいそうになりますが、トラブルを避けるためにもしっかり聞くことが必要です。
今回の記事では、重要事項説明書とはなにか、さらに契約書との違いや賃貸契約をするときに抑えるべきポイントについて解説します。
賃貸契約時の重要事項説明書と契約書の違いとは
重要事項説明書とは
重要事項説明書とは、宅地建物取引士の資格を持つ者が借り主に対して説明することが義務付けられている書類です。
借り主に書面を渡して、宅地建物取引士自身が口頭で一つずつ文面を述べる必要があり、通常は物件を契約する前に説明をおこないます。
借り主は説明に納得した上で書面にサインと捺印をし、これを持って重要事項の説明が完了します。
なぜ、このような説明が法的に義務付けられているかというと、賃貸契約を結んでから不動産会社と借り主の間での話しの食い違いを避けるためです。
また、借り主にとっても書面に記載がなかった事実が判明したときに、損害賠償請求を有利に進められるなどの利点があります。
現在では、重要事項の説明についてもIT化が進み、スマホやパソコンなどのオンライン端末を使用して、非対面で契約を進められるようになりました。
重要事項説明書と契約書の違いとは
賃貸物件を借りるときには、重要事項説明書と契約書の2つの書類がありますが、どのような点に違いがあるのでしょう。
●重要事項説明書の定義
物件を所有する大家とではなく、不動産会社と借り主の間で交わされる書類で、賃貸物件の権限や法的な使用制限、不動産の設備、アスベスト診断の有無などが記載されています。
●契約書の定義
契約書は不動産を所有する大家と借り主との間で交わされる書類を示し、物件を借りる期間や物件を損傷してしまったときのリフォームなどについて記載されている書類です。
賃貸契約時の重要事項説明書で注意すべきポイントとは
担当者が宅地建物取引士であるか
法律で宅地建物取引士の資格を持つ者が、重要事項の説明することが義務付けられているため必ずチェックしましょう。
特約は重要ポイント
事故物件、自殺者が出た住居や、近くに火葬場や墓地などがある物件は、特約に記載されていることがあります。
また、敷金、リフォーム費用などの借り主の不利になる条件も、特約扱いにされることが多いため必ず確認しましょう。
妥協してサインしない
流れに任せるままに署名、捺印をしてしまうと、後々後悔する原因になりますので、不明な点はしっかり担当者に確認して、万が一意に反する賃貸物件の場合には断ることも大切です。
アスベスト診断や耐震診断は済んでいるか
健康被害につながるアスベストや、災害に強い住まいであるかも重要なチェックポイントです。
まとめ
賃貸物件を借りるときの重要事項説明書は、借り主自身をさまざまなリスクから守る大切な書類です。
難しい専門用語が多いからこそ不明瞭な部分は宅地建物取引士に質問して、納得できる住まいを借りましょう。
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