賃貸物件を探す際、専有面積を参考にするという方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に足を運んでみると、「想像よりも部屋がせまい」と感じたことはありませんか?
そこで今回は、図面と内見で部屋の印象にギャップが生じてしまう理由や、そのようなギャップを生まないための対策についてご紹介します。
賃貸物件を実際に見たら思ったよりせまい!図面と内見のギャップはなぜ生じる?
賃貸物件の図面と内見で広さの印象が違ってしまう理由としては、「専有面積」の認識の違いが考えられます。
専有面積とは「借主が自由に利用できる室内の面積」のことで、多くの方が広さの参考にしている「○平方メートル」という表記のことです。
しかし、この専有面積の計算方法には、壁の厚みの中心線からの面積を表す「壁芯面積」と、壁の内側の面積を表す「内法面積」という2種類があります。
そのため、同じ「20平方メートル」だとしても、どちらの計算方法を使っているのかで図面と内見の印象が違ってくるのです。
また、バス、トイレ、キッチン、廊下などの設備にゆとりをもたせている賃貸物件でも、その分、実際に使用できる居住スペースが削られてしまうため、専有面積から受ける印象よりもせまいと感じてしまうかもしれません。
さらに、天井が低い物件や、梁や柱が部屋の中に出っ張っている物件では、圧迫感を受けるため実際よりせまいと感じることがあります。
賃貸物件の図面より実際のほうがせまいと感じないための対策とは?
実際に足を運んだ賃貸物件が図面よりもせまいと感じてしまう現象を避けるためには、どのような対策があるのでしょうか。
賃貸マンションやアパートでは、「内方面積」が採用されているケースがほとんどですが、まずは図面に記載された専有面積が「壁芯面積」になっていないかを確認してみましょう。
図面を見る際には、専有面積だけでなく梁や柱の位置も把握しておくとより安心です。
壁や床の色合いも部屋をせまいと感じさせる要因になるため、内装写真もチェックしておきましょう。
また、ドアの数や位置によっては家具を効率よく並べられないこともあります。
デッドスペースが生まれると、それだけ居住スペースとして使える面積がせまくなってしまうので、内見前に間取り図で確認しておきましょう。
さらに、荷物が何もない状態の内見時の部屋は広く見えるものなので、賃貸を契約してから「大型家具を運び込もうと思ったら入らなかった」というケースも珍しくありません。
内見当日には、部屋の内寸、洗濯機置き場、冷蔵庫置き場、そして搬入動線の間口などもしっかり採寸して、入居時の対策をしておきましょう。
まとめ
専有面積は同じでも、計算方法や居住スペースとして使える部分の面積などによって、実際の印象は大きく異なります。
内見に訪れてからせまいと感じてしまうことのないように、しっかりと図面から必要な情報を得るようにしてくださいね。
私たちアキバエステート上野アメ横店は、上野の賃貸マンションなどの不動産情報を中心に取り扱っております。
経験豊富なスタッフがそろっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓