賃貸物件では、入居や退去のタイミングで畳の交換が必要になるケースがあります。
交換費用については、大家さんと借り主どちらが負担するかケースバイケースですが、使用するにあたって入居者が気をつけなければならないこともあります。
こちらでは、賃貸物件の畳について、交換費用負担や交換の方法などを含めて解説します。
賃貸物件の畳の交換費用は誰が負担する?
賃貸物件では、畳の交換は誰が負担するのでしょうか。
入居時や退去時の交換については、大家さんや管理会社など「貸主側」が費用を負担するケースが多いといえるでしょう。
賃貸契約書に「借り主が費用を負担する」と記載されていない限り、入居者に交換費用を請求されることはありません。
ただし、それは通常の使用による経年劣化が原因の場合に限られ、以下のように借り主に責任がある場合は、入居者負担になるケースもあります。
●食べこぼしなどによる汚れやシミ
●タバコの火の不始末による焼け焦げなどの損傷
●結露を放置して拡大したカビやシミ
入居者には「善管注意義務」があり、借りている部屋を善良なる管理者として注意を払って使用し、「保管・管理」しなければなりません。
故意でなくても、管理が不十分なことで畳の損傷や消耗が発生すれば、「善管注意義務違反」となり費用を負担することになります。
賃貸物件の畳の交換を借り主が費用負担する場合の相場と交換方法
畳には3つの交換方法があり、それぞれ料金の相場も異なります。
裏返し
畳表を一度はがし、そのまま裏返しに張って縁を新しく付け直す方法です。
「畳表は傷んでいないが、日焼けしてしまった」場合などに効果的で、畳を購入して3~4年程度の時期に業者に依頼しておこないます。
1枚あたり4,000円程度でできるので、もっともコストがかからない方法といえるでしょう。
表替え
畳表の部分を新品に張り替える方法で、もっとも利用されています。
畳を購入後6年程度の時期に、1枚あたり4,500~5,500円程度が相場だと考えておけば良いでしょう。
ただし、繁忙期は価格が上昇する可能性があります。
畳替え(新畳)
畳そのものを新品に交換することをいい、購入後「約10~15年」が目安です。
畳表が波打っていたり、畳と畳の間に隙間ができたりするなど、畳床そのものが傷んでいるサインが見られたら、畳替えがおすすめです。
畳を新調することになるため費用は高く、1枚あたり12,000円以上が相場です。
また、不要になった畳を廃棄するための料金が別途かかることもあります。
まとめ
賃貸物件における畳の交換について、費用負担や交換方法などを解説しました。
前述のように、場合によっては借り主が費用を負担するケースもあります。
畳の交換について「誰が」「どのような場合に」費用負担するのかについては、賃貸契約書で確認しておきましょう。
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